「海王丸」と「なつしま」の一般公開、「海王丸」のセイルドリル [男鹿市]
海王丸の一般公開は残念ながら曇天模様。姉妹船だけあって、素人目にはいたるところが日本丸とそっくりです。
でも、違いを見つけていくと、、たとえば船首の女神像。海王丸は横笛を携えていますが
日本丸は手を合わせて祈りをささげているような姿勢です。
船首甲板から見える錨の鎖。
予備大錨もあるのですが、実際に使ったことはないそうです。
船内は日本丸と似ていて、教室があって講義中でした。
ここは学生さんの食堂も兼ねているということで、端の方にはドレッシングなどが並んでいました。
限られたスペースですので食事の盛り付けはテーブル上で行われるようです。
こちらは生徒さん以外の乗組員の方々の食堂。
船尾では丁寧に塗装しておられました。見た目大事ですもんね^^
今年の日本丸の一般公開は甲板上でしかなかったので、海王丸の船内は非常に気になっていました。
ここからは海洋調査船「なつしま」です。
そしてやってまいりました、海洋調査船「なつしま」。個人的に今回の一般公開で最も気になっていた船です。
船尾にはハイパードルフィンも見えます。
ちびっこには、このような計器類は当然「かっこえー!」という羨望の的です。
ちょうど船長さんが座る椅子からの様子なのですが、なぜ視界の真正面にこんな障害物が?と思って尋ねてみると、目の前のは回転窓といって、水滴がついてもクルクル回って、常に視界を良好に保つためのものだったのです。
手前には2本のアームがあって、70kgの重さのものまで掴むことができるそうです。そしてその握力は200キロだそうな!
このホースで掃除機のように吸い込んで、真ん中上部に見える円形の回収ボックスに取り込むそうです。
ハイパードルフィンは外見このままで深海を調査するそうです。ですので、パーツは全て耐圧処理されているそうです。
さらに、地上での重量は4tなのですが、海中では重さゼロになるように設計されているそうです。前後左右上下の、計6個のプロペラを使い、スムーズな移動が行えるようです。
また、調査時間は動力の電気さえ続くならいくらでも調査できるのですが、日の出から日没まで とルールを決めているそうです。
ここからは、「海王丸」のセイルドリルです。
一般公開に続いて、この日も曇天模様となってしまいました。
展帆前には入念なストレッチが欠かせません。
地上から数十メートルという高さの狭い場所で、生徒さんがひしめきあいます。
茶色の着衣の方がホイッスルを吹きつつ指揮して展帆は進んでいきました。
日本丸の時とは風向きが違うので風の通りをよくするため、ヤードを目いっぱいこちら側に開きました。
岸壁から離れていかないように、タグボートが海王丸を押している状態でした。ちなみに、タグボートの船名も「海王丸」です(笑
この後、休息1日をはさんで7/30、海王丸は無事に船川港を出港しました。
おかげさまで期間中の船の一般公開は全船スタンプ押印完了となりました^^
次回は、船の一般公開以外の海フェスタおが関連イベント、ラーメンフェスや「サンドクラフトみたね」の砂像をお伝えします。
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